2017年02月10日

第○○回、多職種症例検討会の様子です。

2月9日の夕方から多職種症例検討会がおこなわれました。
今回は当院におけるERCPについてと沖縄平和学校に参加して、というテーマでした。

ERCPについては当院内科の小西先生からです。
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「ERCPとは『内視鏡的逆行性胆管・膵管造影』の略で、総胆管の出口、十二指腸からカテーテルを入れて胆管や膵管を造影する技術です。」
・・・というところから始まりました。
なぜこれがテーマに選ばれたかというと、病棟から午後からの検査で帰室が遅いこともあり、しかも麻酔でくたくたになって帰ってくるのは何故?という疑問があったからのようです。

その疑問に対し、病棟でさらっと答えるだけではなく、こうやってみんなで共有しよう!となったところはさすがだと思います。

さて、先の質問については、この検査は長い時間胃カメラをしている様なものでけっこうしんどいのです。
その苦痛を和らげるために「麻酔」をします。でもそれは検査が終わればしんどさがなくなる分効き過ぎてしまうということになります。
疲れていて寝たくても周りがうるさすぎれば寝られず、静かならずーっと寝てしまうというのに似ているでしょうか。

検査の様子を透視の動画や内視鏡の動画で紹介してもらいました。
それだけ大変な検査なんだ、ということが分かってもらえた様に思います。

病棟の実感としては数年前に比べれば合併症が少なくなったと実感しているようで、そのための工夫も教えてもらいました。

終わりには「たまには見学に来てくださいね」という言葉で締めました。

沖縄平和学校についてはは医事課の参加者からでした。
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これ、実際に沖縄に行くのですが(今回は県内で4人の参加)、はじめは沖縄へ行くことに躊躇していたと話していました。
しかし、ひめゆりの塔、白梅の塔、平和祈念公園、ガマといったところをまわって過去を知ることができたそうです。
また、基地のまわりやその周囲で座り込みをしている人のところを見学し、平和について考えるきっかけになったということも報告されていました。

沖縄は空港が南の方にあるので、遊ぶところはどちらかというと南の方なのでしょう。
大切な歴史を学ぶためには北の方にも行ってみないと分からないことも多いのかな、と感じた発表でした。

そして!最後には沖縄土産のちんすこう!
・・・の販売がありました。活動資金にするそうな。もちろん協力しましたよ〜!
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2017年02月07日

「からだを張った」医師によるがんセミナー の報告です

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2月2日の午後からえがお2階ホールにて、組合員さん向けに「医師による(無料)がんセミナー」と題して講演しました。
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たくさんの方に来て頂きました。ありがとうございます。

まずは一般的な県別ランキングを紹介し(都道府県別魅力度ランキング2016では26位でしたね)、その後がんでの死亡率に関して紹介しました。三重県は全体的に低い方ではあります。
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県別のがん検診受診率順位もそれぞれ紹介しました。

つぎに、津市と、当院での検診受診についての紹介です。当院のは2011年から2015年までの推移も紹介し、その中でがんと診断がついた割合も紹介しました。グラフで見ても「ん?どこ?」というくらいの少なさです。
反面、せっかく受けて「要精査」となってもそのまま放置(受診状況が把握できていない分も含みますが)という人が結構多い!という残念な状況もあります。

ここからは当院における大腸がん、胃がんについてお話ししました。
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まず、それぞれのがんにかかった際の自覚症状について。お腹が痛くなるとか便が出なくなる、貧血によるふらつきなどがあるのですが、これらは早期がんのうちには出ず進行がんになってからなのです。
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当院での大腸カメラ、胃カメラの10ヶ月間の結果から、両方とも症状から検査をした人と、検診(もしくは検診精査)で受けた人とでは早期がんと進行がんの比率が違い、やはり早期がんは検診で見つかることが多いです。

そして、ピロリ菌に関しての基礎知識講座。
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ピロリ菌の写真をネットで探していたのですが、それを見て感じたこと。草原に寝そべっているプリンセスのようだと思いませんか?
それはさておき、ピロリ菌はさまざまな病気を引き起こします。その中でももちろん胃がんの原因になり得るのはご存じだと思います。
日本人の胃がんの内、ピロリ菌が関与していないのはたった1%なのだそうです。
なので、検診で胃カメラをうけ、疑いがあればピロリ菌の検査をして除菌をしましょう!

ということで、最後は胃カメラを受けるコツについてお話ししました。
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当院ではほとんどが鼻からしてもらっています。
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その際は首をいい位置にしておくこと、のどを越える時に力を抜くといいですよ、ということを透視画像と動画で説明しました。

講演の後は質問コーナー。活発に手が挙がりました。

終わってから「内容が分かりやすく、よかった」「受けていない検診の予約をしなきゃ」といった感想が聞かれたようです。
話してよかった〜。みなさんもまだもし受けていなければ受けてくださいね〜!

ところで、題名の「からだを張った」は、鼻から管を通して写真を撮ったり、鼻からカメラを入れて動画を撮ったりというのを自分自身でしたからなんですよ。
なので、この1回だけで終わってしまうのも・・・もったいなくないですか!?
posted by 広報委員 at 15:41| Comment(0) | 学習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月18日

医師によるがんセミナーのご案内です。

来たる2月2日の木曜日、午後2時からえがお2階のホールにおいて「医師によるがんセミナー」を行います。
いまもまだ受付していますが、津市のがん検診についての話を主にさせてもらおうかと思っています。
お話しの後は「質問タイム」もありますので、どうぞみなさんふるってご参加くださいね!
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2017年01月17日

寒い日には低温やけど!?

先日の寒〜い日、電車で通勤した当院のお医者さんから聞いた話です。

女子学生さん2人の会話で、
「今日はすごく寒いねぇ〜!」
「こんなに寒いと低温やけどになっちゃうよ〜!!」
「ほんとだよね〜!」

え〜と、これって、
 寒い→カイロなど使う→低温やけどになる
ということなのか、
 寒い→凍傷になる→これを低温やけどって言っていた
どっちなんでしょうね!?

せっかくなので、ホントの意味での低温やけどについて、ちょっと解説してみます。
日本熱傷学会のサイトで見てみると、低温やけどについてこう書かれています。
・低温やけどは、心地よいと感じる温度(40度〜50度程度)のものに長時間皮膚が接することで起こります。(50度なら3分間の圧迫、42度でも6時間接触すれば細胞が変化するという報告があります(国民生活センター調べ))
・一番多い低温やけどのケースは、気づいたときはちょっと赤く、ひりひりするくらい、1日ほっておいたら、水ぶくれができてグジュグジュする、というものです。
・低温やけどは、じわじわと皮膚の深い部分まで達するので、痛みを感じにくく、特に子どもはやけどをしたことに気づかず、重症となる傾向があります。治療が必要かどうかは素人にはわからないので、皮膚に赤みや違和感があるような場合は、すみやかに受診しましょう。
・電気毛布や電気あんか等を使用する際は、寝床が暖まったら電源を切ったり、温度設定を下げたりするなど注意しましょう。

当院外科へも特に冬場は低温やけどで受診する方がみえます。
その時の説明としては「お肉を焼く時も、低温でじっくり焼いた方が中まで良く火が通るでしょ?それと一緒で低温やけどはぱっと見よりも深いところまで行っていて重症なのですよ」とお話ししています。
つまり、治るまで時間がかかるのです!
上記を見てもらうと分かるように、「あったかいな〜」と思える温度でもできてしまうので要注意!
熱さを感じてしまう前に対処しないと大変なことになります。
特に、血行が悪く冷えて寒いという方、しびれていると特に感じにくいのですが、当たった熱が血行で回収されにくい分余計になりやすいですよ。
気をつけて下さいね。
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posted by 広報委員 at 22:14| Comment(0) | 診療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月16日

今年初めての多職種症例検討会の報告です

前回のエントリーでは「少し早いですが」と前置きをして暮れの挨拶をしてみましたが、今年に入ってはや16日!遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。

さて、今年一発目の話題です。

1月12日の木曜日に多職種症例検討会が行われました。
今回は摂食・嚥下チームからと、竹中研修医からの報告です。
まずは摂食・嚥下チームから症例発表がありました。
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脳梗塞になったために某病院で治療を受け、その後胃ろうを造設されました。お腹の壁から胃までをチューブで直接つなぎ、そこから栄養剤を流すというものですね。
それから約6ヶ月して当院へリハビリを目的として転院となりました。
元々は手足の力をつけるためのリハビリが目的だったのだろうと思います。
それと同時に摂食・嚥下チームが介入しました。
まず飲み込みの力がどれくらいか検査します。どうやら左半分が動きが悪く、まっすぐではうまく飲み込めそうにありません。
そこで完全側臥位法を試してみることになりました。身体を横にしてご飯を食べる方法です。
これも直ぐにはうまくいかなかったものの、約半年をかけることによってなんと!胃ろうからの栄養注入が卒業できました!
ちゃんとご飯を味わって食べる事ができるようになり、本当に良かったと思います。
ただ、この方法はまだまだ知られていませんよね。もしかしたら胃ろうを使った方が手間が少なく食べたものが変な方(気道の方)へ入りづらいということで受け入られやすいかも知れません。
このあたり、色んな人にしっかり認知してもらい、口から食べる事を諦めないでいきたいと思いました。

さて、お次は、竹中先生から外科を回って担当した症例についてでした。
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当院は中小病院であり外科の症例は数としては多くありません。その分一例一例を丁寧にみて行く事ができます。
発表としては、経験した症例から手術に踏み切るタイミングって難しいなぁ〜と感じそれを今後に活かしていきたいということと、関わった患者さんに検診を勧めることも大切なんだろうな、という事をしてもらえました。
本当に貴重な経験を積み重ねてもらえていると実感しました。
自分は一応指導医という立場ではありますが、こちらも先生から学ぶ事がとてもたくさんあります。一緒に頑張っていきたいなと思いました。
posted by 広報委員 at 11:29| Comment(0) | 学習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする