2019年04月11日

本日の全職種学習会は、予定より多い4演題の発表でした

珍しく自分も前に出て喋りました。
まずは平和学校の報告として、先日訪れた立命館大学国際平和ミュージアムへのツアーについて報告しました。
津からは4人で行ったのですけどね、事情で2人が欠席となってしまったため2人で頑張りました。
その内容は前回のブログを参照してくださいね。

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次は2人の病棟看護師が発表してくれました。
「卒4,5年研修の報告」です。
看護師になってから4〜5年目の彼らが前年度1年でどんな研修をしたか、の報告です。
まず2つは、病院の外に出て患者さんのお宅にお邪魔しよう。しかもそれは医療スタッフとしてではなく、医療/介護機具を取り扱っている他業者の人と行ってみよう、というものでした。

ひとりは介護用品を扱っている業者さんとです。
背もたれが起き上がったり高さが変えられる電動ベッドの組み立てに立ち会ったとのことです。
病院ではそんな種類が多くない電動ベッドですが、家庭用のものは種類がたくさんあります。
たとえば上記の調節以外に膝のところも上がるものがあったり、ぐっと低くできるものもあったり。
今は介護保険でのレンタルができますので、その人に適したものをそれぞれの価格でレンタルできる様、種類を揃えているとのことでした。
床に座っている人が立ち上がるために、座椅子なんですけど高くなるものとか。
(床から立ち上がることは大変でも、いすの高さからだったら立ち上がりやすくなるんです)
こういった様々な用具を見て、退院後の生活を想像できる様になった、と言ってました。

もうひとりは在宅酸素療法についてです。
肺が弱ってしまい、日常的に酸素投与が必要な方のために在宅酸素療法というものがあります。
単純には酸素を出してくれるボンベを準備したり、空気中の酸素を濃縮してくれたりする器械があればOKです。
とは言っても、それが故障してしまえばその場で水におぼれた様になりますし、火の近くでは燃え上がってしまう様な危険もあります。タバコなんかも危ないですよね。
ということで、それら器械をメンテナンスしたり、患者さんの様子を伺ったりしてくれる業者さんがいます。
一緒について行って日頃のメンテナンスの様子を見たり、お話しをすることによって色々学んだそうです。
例えば、、、患者さんはあまり外出されない、禁煙についてはフィルターを見れば分かる、ボンベは月に1本でも10本でも料金は同じ、ということだとか、外出の支援のために車の電源から充電できる器具があったり、旅行の際には旅先にボンベを送ることもしているなど。
こういったことを通じて、より患者さんの退院後を想像できる様になった、とのことでした。

さて、この2人からはもう1演題ありました。
PCENsについてです。
「え、なんですの、これ??」なんですが、そうやって今日の企画のチラシに書いてありました。
Primary Care Expert Nursesの略だそうで、プライマリケアを行っていく中でよりよいシステムなどを構築していくことを進めていく看護師の事だそうです。
あれ?合ってますか?違っていたら訂正します。
これも卒4,5年研修の一環だそうです。
まずは色々やっていきたいことを出し、その中でとりあえずできそうなことをピックアップしたとのことです。
今回はその中で、患者さんや家族の思いを言葉にして退院後の目標を設定し、そのための具体的な方法を考えていこうという事で、電子カルテ内にそういう記載をして情報を共有しましょうという紹介でした。
疾病の治療だけをゴールにするのではなく、退院後の生活をイメージし、そのための支援などを早期から考えていきましょうという内容でした。
卒業して4〜5年経つと、仕事を受動的にするのではなく能動的に動ける様になるんだな〜と、感心した発表でした。
posted by 広報委員 at 20:35| Comment(0) | 学習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月14日

3月の全職種学習会の報告です

今日の全職種学習会での3つの演題を報告します。
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まずは組合員活動部の大田さんから、生協のたまり場である「陽だまり」で行われている子どもほっとはうすについてです。
地域の子どもたちに「学校の宿題を一緒にする」なんて形で来てもらって、色々話をしたり遊んだりも含めて子どもたちの居場所にしてもらいたいという願いから行っています。
学校や家庭とは違った形で楽しんでもらえたらな〜と思います。

2題目は当院で初期研修中、やがて卒業する西井先生から、リハビリテーションの話がありました。
今度4月から専門研修としてリハビリテーション医としての道を歩み始める先生です。
リハビリテーション医療についての解説として、病気を治すことがゴールではなく、退院してからの生活を整えるために何ができるか、というのを考えるのがリハビリテーションです。
もともと「リ」=もう一度、「ハビリテーション」=できるようになる、ということで生活に戻るための手法ということになります。
新しい道へ向かう先生を応援したいですね〜。

最期は田中啓太先生から「早期からアドバンス・ケア・プランニングを重ねていたために在宅看取りが円滑に実現した症例」という題で、以前学会で発表されたものを我々にも講演してもらいました。
だんだん老衰になっていく中で、患者さん本人とその息子さんと一緒に、どうやって生活していきたいか、最期はどうやって迎えることが希望か、ということを元気な内から話し合いを重ねていくことが大切だよねという話でした。
国からもACPの愛称を「人生会議」 として意識していって欲しいというものです。みなさんも一緒に考えていきませんか?
posted by 広報委員 at 17:16| Comment(0) | 学習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月15日

多職種学習会の様子です

2月8日に行われた多職種学習会の様子です。
今回も2題の発表がありました。
まず1つめ
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当院のNST活動に関してです。
「NST」ってご存じですか?日本語にすると「栄養サポートチーム」となります。
何らかの病気になって入院になった方は体がしんどくて食欲が落ちる、というのはなんとなく想像ができると思います。
またそれ以上に、その病気とたたかうために体力を消費しています。
つまり、普段に比べて、よりたくさんのエネルギーが必要な状態になっています。
食欲がないのに栄養を入れる必要がある、もしくは食べることとができない(食べることが悪化のリスクになる)のにエネルギーが必要・・・
こういったときにこのNSTが活躍します。

当院では2003年に結成されたNSTですが、2010年からは栄養サポートチーム加算が新設されました。入院患者さんに対して適切に評価/介入するということを厚生労働省が認めました、ということになります。
そこで言われている施設基準には栄養管理に係る所定の研修を受けた常勤医師/常勤看護師/常勤薬剤師/常勤管理栄養士が構成に必要となっていますが、当院にはそれ以外にも理学療法士/作業療法士/言語聴覚士と臨床検査技師もメンバーとなっています。
普段は週1回の回診でその患者さんの栄養状態や病気について評価し、改善していくという活動、その時々でNSTによる学習企画が行われていることが紹介されました。
また、学会等での発表をしていることも報告がありました。

それと、食べることはかなり厳しいと思われた人が、口から食べることにチャレンジし、結果食べることができたという症例報告もありました。

普段自分が関わっている褥瘡をもつ患者さんを見ていても、しっかり栄養が付くと自然と褥瘡も治っていくなぁ、という印象を持っています。

そして2つめ
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もうすぐ初期研修を終える奥村先生からこの2年を振り返って、という内容で発表がありました。
その中で生協病院ならではの研修ができたことが嬉しく、とても気に入ったというまとめが光っていましたよ。
大病院ならチェックが入らないような、細かいチェックが中小病院では入ること、そういったことを通してよりよい研修にさらに進化させていっていることが評価されたな、と思いました。
普段の研修の振り返りは医師医学生のブログにもありますのでどうぞ見てみてくださいね。
posted by 広報委員 at 16:20| Comment(0) | 学習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする