2019年06月20日

三重中勢緩和ケア研究会 参加報告

6月8日にアスト津のアストホールで行われた「三重中勢緩和ケア研究会」に参加しました。
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今回のテーマは「幸せに逝くということ -真のQODを考える-」でした。

はじめに2題の講演がありました。
その中で、いわゆる「走馬灯の様に駆け巡る」の解説がありました。
なんでも、脳への酸素供給が減ってくると、以前の記憶が過去へ向かってどんどん逆再生されていくという脳波が観測されるそうです。
へ〜本当にそういう現象ってあるんですね!
それともうひとつ、痛みがコントロールされると幸せな気分になる、というのもあるそうです。
そうですね、普段でも逆に痛みがあると気分も憂鬱になりますもんね。
人生の最終局面で「良い緩和ケア」ができていると、人生の楽しかった経験を感じながら幸せに逝ける、ということなんでしょうね。

さて、後半はシンポジウムがありました。
そこではコメンテーターとして、当院の院長、田中先生も登壇しました!
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シンポジストは8名の方々。急性期病院の医師や、大学病院のケースワーカー、訪問看護師、地域のケアマネージャー、往診クリニックの医師など、さまざまな専門家がおいででした。
急性期病院での治療の後緩和ケアへの移行となっていく中で、在宅担当側はどんな患者さんでも受け入れたいと考えていても急性期病院の医師から患者さんにそういう選択肢があるということが伝わらないとなかなか繋がらない、という話や、そうは言っても忙しい日常診療の場でそういう話をゆっくりする余裕がないというそれぞれからの立場の話がありました。
その中継ぎをするのがケースワーカーだったりケアマネージャーなのでしょうね。
当院の役割としては、病院としてその引き継ぎができるかな、しかも、既存のラインではなく、もう少し早めからタッチできるのかな、と考えます。
いままでは急性期病院で積極的な治療を続け、そこでの治療をやりきって最期の看取りへという形で移行していました。
そうなると患者さんとしては「もう打つ手がなくなったから見放された」と感じる方がいらっしゃいます。
受け取り方次第ですけどね。
でも、それをもう少し早い「療養」の段階で受け入れることによってその人の受け入れがずいぶん違ってきます。
最期を迎える充分前から関係性を構築できるメリットだと思います。
講演で勉強できた良い機会でもありましたが、自分たちの病院のありかたが地域には必要だな、ということが再確認できた良い機会にもなりました。
posted by 広報委員 at 19:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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