2018年11月30日

第4回 貧困と子どもの健康研究会 に参加しました

先日の11月25日の日曜日、名古屋で行われた「第4回 貧困と子どもの健康研究会」に参加してきました。
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なんで「貧困?」なんで「子ども?」と思われる方もいるかもしれませんが、今回の第一の目的は当院の職員である田中さんが発表するとのことでその応援のつもりでした。
が!もちろんいろいろ勉強もできましたよ。

第4回、と言っても、実は今回から名称が変わったそうです。
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元は「〜シンポジウム」だったのが一般演題の発表もあることから「〜研究会」となったそうです。

ま、それはさておき、今回は一般演題、指定演題、それと講演がありました。

順不同で申し訳ありません、まず田中さんの指定演題がどんなだったかをお伝えします。
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・・・といっても、会場の皆さんが涙してしまうくらい痛ましい事件に関してだったのであまり詳しくは書かないでおこうかとも思います。
概略としては、とある母子家庭での出来事で、生活が立ちゆかなくなってしまい、住居の明け渡しを言われ、その実行される直前で母親は無理心中するしかないと考え、自分の娘を自分で殺害してしまった、そんなストーリーです。
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全体は彼も執筆したこの本にありますのでぜひ読んでみてください。

「正直者が馬鹿を見る」という世の中ではいかんだろう・・・と感じた発表でした。

さて、今回はスウェーデンからお招きした先生からの発表も聞くことができました。
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い〜なぁ、スウェーデン!
国の紹介として1,国土は日本より少し大きい 2,でも人口は日本の1/10!! 3,極に近いので今の時期は「日中」が3時間!などなど。
そして、福祉国家といわれる国が多い北欧ですが、国家予算が何に使われているかの比率を日本と比べると、社会保障は同じ程度、教育はスウェーデンが多く、軍事費は日本が多い。そんな感じです。
でも、教育でいうと、大学まで学費はタダ!奨学金は返済義務はあるものの、仕事に就けない期間(例えば子育て中であったり、病休中)は返済免除ですし、50歳までの返済でそれ以後は返済義務がなくなるそうです!医療も自己負担はほとんどないそうです。
でも、とりたてて「貧困に関する法律」があるわけではないそうで、結果的にはそうなったとしても、あくまで「国民みんながシアワセに」というコンセプトなんだそうです。
移民、難民も多く、やはりそんな方たちが貧困に陥っているとのことでしたがちゃんと社会保障によって生活が成り立つようにしているそうです。
そうそう、もうひとつ興味深いと思ったことがあったので紹介します。
日本でも子どもの権利に関していろいろ考えられていると思いますが、それって大人目線な気がしませんか?
スウェーデンでは子どもたち自身が自分たちの持つ「権利」についてちゃんと教えられるそうです!
なので、大人がムリヤリなことをさせようとすると、子どもたちが「あなたがわたしにそんなことをする権利はない!」とちゃんと主張するようですよ。すごいな〜。

このほか、医学生さんが自分の大学でとったアンケート調査の結果の報告だったり、現場の保育士さんから貧困だけど元気な子どもたちやお母さんをありのままに受け止めて元気に保育している話とか、ほんと盛りだくさんでした。
それから、順天堂大学の武田先生から今年の三重県で開催された日本プライマリ・ケア連合学会で出されたSDHに関する声明についてもお話しがありました。
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いろいろ問題が多い世の中だけど、それに取り組んでみんなでシアワセになれたらいいな〜という熱い心を感じることができた一日でした。
posted by 広報委員 at 15:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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