2018年05月21日

5月の全職種学習会の報告です

5月10日に行われた全職種学習会の報告です。
DSC_7726.JPG
まず一つ目はMSWからの報告で「2017年 経済的事由による手遅れ死亡事例調査からみえてきたもの〜SDHの視点〜」という、悲しい表題でした。
IMG_0013.JPG
先日の新聞にも載っていましたが、全日本民医連による全国調査がありました
その中で上記のような事例の数は三重県がワースト4位でした。これだけでもとても衝撃を受けます。
その三重県の事例として5つの症例が報告されました。
そのうち2人の方は末期の癌でした。体調がどうにもならなくなって病院にかかったものの、なかなか治療もできる状態ではありませんでした。
そのほか以前は就労していたものの、病気のために退職を余儀なくされ、収入がなくなったために受診するお金もなくなったという事例もありました。
当院では無料低額診療事業を行っているため、繋がることができればそれを利用するなどしてまずは治療に専念してもらえるようにしているはずですが、それでも手遅れになってしまうこともあります。
繋がることができれば・・・でもそれも意外と簡単ではありません。
やはり、自信が貧困状態にあることは誰もが隠したいことですから。
しかし、それでも少しでも気になった患者さんがいれば気にかけることができます。
そういったアンテナを職員それぞれが高く持つ必要性があるなと感じました。

二つ目は宮田先生とリハビリ科からの報告で
「チームカンファレンスのひとつのツール ICFの紹介」でした。
IMG_0014.JPG
厚生労働省のホームページにも記載があります
 ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)は、人間の生活機能と障害の分類法として、2001年5月、世界保健機関(WHO)総会において採択された。この特徴は、これまでのWHO国際障害分類(ICIDH)がマイナス面を分類するという考え方が中心であったのに対し、ICFは、生活機能というプラス面からみるように視点を転換し、さらに環境因子等の観点を加えたことである。
 厚生労働省では、ICFの考え方の普及及び多方面で活用されることを目的として、ICFの日本語訳である「国際生活機能分類−国際障害分類改訂版−」を作成し、厚生労働省ホームページ上での公表(8月5日より掲載予定)することとした。

だそうです。
様々な因子からなる障害を列挙し、それぞれどう影響しているかを見ていく手法なのだとか。
慣れないと形を作るのは難しそうですが、いつものカンファレンスがレベルアップできそうなツールとしての紹介でした。
posted by 広報委員 at 23:36| Comment(0) | 職場班会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: