2017年07月13日

リニューアル前の「全職種症例検討会」

今日は西井研修医からと、褥瘡委員会からの発表がありました。

まず褥瘡委員会から。
DSC_5720.JPG
褥瘡の処置として、陰圧閉鎖療法(NPWT)というのをここ数年積極的に取り入れています。
これは器械などやや大がかりにはなるのですが、タイミングよく使用することによって大きな褥瘡でも効率的に縮小効果が得られるというものです。
基礎的な内容の紹介に加え、当院に入院になった90歳の患者さんに使用し、非常にいい効果が得られたという症例発表でした。
参加者で写真を供覧し、驚きの声が上がりましたよ!
ただ、この方法は原則3週間しか使えないため、一番効果が上がる時期を見計らって使う必要があります。
まだまだ症例数は少ないですが、これからも積極的に使っていきたいと思います、

続いて西井研修医からです。
DSC_5721.JPG
今回のテーマは肺炎球菌による肺炎についてです。
肺炎球菌、みなさんも聞いたことがあるかもしれません。季節になると「ワクチンを打ちましょう」とコマーシャルされていますよね。
肺炎の原因菌として比較的ポピュラーな、しかし油断すると怖いこともあります!という内容です。
先生が経験した症例は比較的順調に治癒して、それはとてもよかったのですが、気にとめておかないといけないことがあります。
それは、侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)という病態で、高齢者、アルコール性肝硬変、免疫不全者、脾摘後などの方が一旦罹ってしまうと急速に状態が悪くなってしまうことがある、とのことです。
特に脾摘後重症感染症という名前も付いている、脾臓を摘出した後に起こるものを紹介してくれました。
脾臓は人体最大のリンパ組織であり、血液濾過機能、免疫グロブリン産生能、細菌を効率よく除去するといった働きがあるのですが、それが無いとなると肺炎球菌をうまく排出できないよ、だから気をつけましょうね、とのこと。
それから、やっぱり予防のためにワクチンを打つというのが大事でしょうとも教えてもらいました。
ちょうど先日、テレビでも話題になったそうで、タイムリーだった!と言ってもらっていました。

次回、8月はお休みとし、9月からはすこ〜し装いを変えての再出発とのこともアナウンスされました。
posted by 広報委員 at 19:58| Comment(0) | 学習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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