2016年06月13日

がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会を受講、後半も終わりました!

がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の第2回がありました。
今回も同じく四日市の総合医療センターへ車で向かったのですが、ナビがなくてもちゃんと到着できて良かったです。
駐車場に車を止めてから朝ご飯のおにぎりを食べてエネルギーに変えました。

さて、今回はまず呼吸困難、消化器症状について勉強しました。
対処するためには原因を探ることが必要で、たくさんの病態の中から鑑別することは大切です。
しかし、もっと大切なことは、患者さんの訴えです。
「息が苦しい気がするんです」と来院した患者さんに対し、検査で何も異常が見つかりませんでした。
そうした時に「何も異常はありません。気のせいです」となれば、その患者さんはないがしろにされた、と感じてしまうかもしれません。
もちろん、何もなくて「大丈夫ですよ」という言葉で安心できた、というのもあるでしょうが、やっぱり大切なのは患者さんの訴えをまず受け止めてその症状をどうマネージメントするかということですね。
逆に検査結果から酸素の取り込みが悪いと分かっても、患者さんがなんの症状も訴えなければあえて処置をしなくてもよいかもしれません。そんなお話しでした。

午前の後半は悪い知らせをしなくてはいけない時の考え方、せん妄についての講義でした。
緩和ケアですので、どうしても癌の患者さんとは切り離せません。告知の方法などについて勉強しました。
せん妄について、これはなかなか聞き慣れない単語だと思いますが、イメージとしては身体的苦痛や精神的不安から情緒不安定になり場合によっては泣き叫んだり、という感じでしょうか。
実際は意識障害になるので当の本人は覚えていないことが多いです。

さて、お昼は先週と同じく、おいしいお弁当が準備されていました!ありがとうございます!
DSC_3360.JPG

と、午後からはやっぱり眠たくなってしまいますよねぇ〜。
それを知ってか、眠たくなってしまわない様に(!?)ロールプレイです。
今回は悪い知らせをする方法です。
シチュエーションの設定は自由にアレンジできるとのことでしたが、例題にあった「働き盛りの中年男性。健診で引っかかったため色々検査をしました。担当医師はその結果から進行した癌であり、手術は難しい。時間をかけて非手術療法を進めていきたいが患者さんの気がかりは何かを聞き出したいと考えています。対して患者さんは癌である可能性は分かっているが、まだ状況は知らされておらず今後の治療によって自分や周りがどうなってしまうのかが心配」というのを使わせてもらいました。
医師役と患者役、そして観察者を3人で順番にロールプレイします。
ちょっと役にのめり込みすぎましたかねぇ〜「患者役がリアルすぎ!」とお褒めの言葉(!?)を頂きました。

そうそう、今回はDVDも見たのですが、「酷い医者が告知をしたら」と「ちゃんと技法に則って告知をしたら」という2つのパターンを見ました。
何が違ったって?まずはその診察時間が違います。前者が3分程度、後者が14分!
お〜早く外来を済まそうと思えば前者がいいのかぁ〜!
・・・いや、もちろんそうではありません。まぁ極端な例なので「こんな医者おらんやろ!」という感じでしたがでもやっぱり時間が迫ってくるとそういう対応になりがちなので気をつけないといけないと思いました。
自分と後者のお医者さん役を比べてみると、う〜ん、足らないところはたくさんありますねぇ。頑張らなきゃ!

それが終わったら、今度は在宅へ帰ってもらうために考えなくてはならないことは?というテーマでグループディスカッションをしました。6人のうち、3人が(自分を含めて)シニア、3人が若手でしたが、シニアグループはもう疲れてきているのかあまり意見が出ず、若手が頑張っていました。
さすがにこれではいかんだろ〜と後半は自分も頑張って意見を出しましたよ。

さ、2日間の研修会が終了しました!
今回の研修会はほとんどの部分で「何となく」は知っていましたが、こうやってしっかり話を聞くと「ほぉぉ〜そんなところまで気を遣ってするといいのかぁ〜!」とたくさんの気づきもありました。
講義を聴いたり、ロールプレイしたり、ディスカッションしたり大変でしたが、楽しくもありました。
せっかく受けた研修なのでこれからの自分のスタイルにも取り入れながらさらに頑張っていこう!と思いました。

う〜ん文字ばっかりでスミマセン<(_ _)>
(余談ですが、午後のおいしいお菓子は(今回一緒に研修を受けられていた)院長先生からの差し入れだったそうです。ほんと、ありがとうございました!)
posted by 広報委員 at 15:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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